☆【基礎】白色確定申告のやり方とは?100人に対面で教えた初めての方でもできる方法☆
こんにちは!無理せずお金を生み出すファイナンシャルプランナー、ズッキーです(^ ^)
今回は自営業やフリーランスの方は、1度は悩んだことのあるでしょう「確定申告のやり方」についての記事になります!
ちなみに今「確定申告」と打とうとしたら、「確定深刻」と検索表示されました。笑
これは知らないと本当に深刻です…( ;∀;)

僕もBAR経営をしている身なので、当然ですが確定申告が必要になってきます。
初めて確定申告をした時は、何もかも分からず、本当に苦労しましたね( ̄∇ ̄)
後に記載しますが、確定申告の書類提出と納税は毎年3月15日まで。初めて確定申告をした年、僕が終わったのは3月13日でした。笑
ですがその後ファイナンシャルプランナー2級の資格も取り、税金はまだまだ勉強中の身ではありますが、今では人にアドバイスできる程度にもなりました。
元々は確定申告について全く知らなかった僕でも、ほぼ独学で理解できた確定申告のやり方と注意点についてまとめていきます♪( ´▽`)
実は今回の記事に書く「白色申告」は、基本を理解してしまえばそんなに難しくありませんので、安心して読み進めてくださいね( ^ω^ )

しかしながらボリュームがありすぎるため、前編(基礎)・後編(実践)の2記事に分ける予定です。
前編では、「確定申告をするうえでの基礎知識」について
後編では、「実際に税務署に提出する書類の記入方法」について
書いていきたいと思います♪( ´▽`)
・そもそも確定申告とは?
・確定申告をしなければいけない人、した方が良い人
・支払う所得税はどうやって決まっているのか?
・白色申告と青色申告の違い
・記入する書類と提出する書類
・確定申告の注意点
☆そもそも確定申告とは?☆

そもそも「確定申告って?(°_°)」という方もいらっしゃるでしょう。
確定申告は一言で説明すると、所得税の計算をして、「去年1年間で自分はこれだけ稼いだから、これだけの税金を納めますね」と税務署に伝えることです。
確定 → 去年1年間の収入が確定したので
申告 → 税務署に自分の税金はいくらですと申告する
といったイメージでしょうか( ・∇・)
会社員の方は「年末調整」といって会社が代わりに申告してくれているのですが、自営業やフリーランスの方は、自分で所得税の金額まで計算して申告しなければいけないのです( ̄∇ ̄)
☆確定申告をしなければいけない人、した方が良い人☆

では次に、確定申告は「しなければいけない人」と「した方が良い人」に分かれます。
ここは非常に重要ですので、自信のない方はしっかり確認してくださいね(*´∀`*)
「確定申告しなければいけない人」 | 「確定申告した方が良い人」 |
・給与所得が2000万円以上ある人
・2か所以上から給与を受けている人(アルバイトの掛け持ちなど) ・給与以外で20万円以上の所得がある人 ・退職所得がある人(金額による) |
・医療費を10万円以上支払った人
・特定の寄付をした人(ふるさと納税など) ・住宅ローンを組んでいる人 ・ 年の途中で退職し、年末調整を受けていない人 (他にもまだまだあります) |
*上記の説明はすべて「去年1年間の中で」という意味合いです。
さて、みなさんは「ご自身がどこに当てはまっているか」確認できましたでしょうか?♪( ´▽`)
「確定申告しなければいけない人」なのか、「確定申告した方が良い人」なのか、「確定申告はしなくてもいい人」なのか?
もし判断しかねるようでしたら、ご質問等いつでも受け付けておりますので、下の問い合わせフォームからお尋ねいただくか、直接お聞きくださいね(^ ^)
☆支払う所得税はどうやって決まっているのか?☆

先ほど確定申告をする人は、「所得税の金額はご自身で計算しなければならない」と書きましたが、これはどうやって計算したら良いのかご存知でしょうか?
ここでは、所得税の金額はどうやって決まっているのかについて説明していきますね(*´∀`*)

以下の架空事例を元に説明していきますね。
「夢BAR」というお店を経営しているズキ丸くん。
去年1年間での売上金額は500万円(売上)でした。
ただお店の家賃を払ったり、お酒を買ったりと店を運営するのに必要な資金に年間200万円(経費)使いました。
なのでズキ丸くんの手元に残ったお金は300万円(所得)となります。これが彼の自由に使えるお金ですね(*゚▽゚*)
「300万円自由に使えるお金がある!やっほい♪( ´▽`)」‥‥と思いきや、実はズキ丸くんには病気の親がいて、面倒を見なければいけない立場です。
働けないしお金もないから、ズキ丸くんが医療費を一部負担してさらにお金が減っていく‥( ;∀;)
こういった場合、国も親の面倒まで見て大変だろうとのことで、「じゃあ実際の所得は300万円だけど、50万円分(所得控除)は免除してあげよう」と個人の事情分の「所得控除」が受けられるケースがあります。
*所得控除については、後編(実践)で詳しくご説明します。

ではこの場合、ズキ丸くんにおける課税所得金額は結局いくらなのでしょう?( ・∇・)
計算式は、売上−経費=所得、所得−所得控除=課税所得(ここの課税所得の金額によって所得税が決まります)
500万円(売上)−200万円(経費)=300万円(所得)、300万円(所得)−50万円(所得控除)=250万円(課税所得)
つまり課税所得の250万円に対して、所得税が計算されます。
では実際に支払う所得税額は?というと、
所得税は以下の計算式によって計算されます。(調べたら出てくるので、この表は覚えなくていいです)
課税所得 | 税率 | 控除額 |
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円を超え、330万円以下 | 10% | 97500円 |
330万円を超え、695万円以下 | 20% | 427500円 |
695万円を超え、900万円以下 | 23% | 636000円 |
900万円を超え、1800万円以下 | 33% | 1536000円 |
1800万円を超え、4000万円以下 | 40% | 2796000円 |
4000万円超 | 45% | 4796000円 |
この場合、250万円(課税所得)×0.1(税率)−97500(控除)=152500円(所得税額)となります。
つまりズキ丸くんはこの所得税額となる152500円を支払わなければいけません。
支払い期限は3月15日まで。この日までに上記の計算をした書類を作成して税務署に提出し、税金を納めるところまでをやらないといけないのです( ;∀;)ヒエエ‥
ちなみにズキ丸くんが会社員だった場合は、この所得税を12で割った金額の12708円ずつが毎月給料から引かれることになります。
☆白色申告と青色申告の違い☆

これまたややこしい。確定申告には「白色申告」と「青色申告」の2種類があります。
どう違うの?( ̄∇ ̄) ってことで、またまた表にまとめますね(^ ^)
メリット | デメリット | |
白色 | ・事前の提出が不要
・帳簿が簡単に作れる ・提出書類が少ない |
・控除の優遇特典なし |
青色 | ・青色申告特別控除最大65万円
・赤字の場合、3年繰越控除ができる ・家族従業員の給与を経費にできる ・減価償却を1年で300万円まで一括計上できる ・自宅を事務所にする場合、家賃や光熱費も経費にできる |
・事前に申請が必要(その年の3月15日まで)
・複式簿記なので、帳簿付けが面倒 ・提出書類が多い(確定申告書Bに加えて、損益計算書3枚、貸借対照表) |
「何のこっちゃ?(*_*)」という方が大半でしょうか。笑
簡単に書きます。
「初期費用が10万円以内の事業、赤字経営になる確率が低い、複式簿記の作成が自分でできない、なら白色!」
「初期費用が数百万円単位でかかっている事業、複式簿記が自分で作成できる、なら青色!」
多少説明が不足している点はありますが、簡単にいうとこうです!( ^ω^ )
☆記入する書類と提出する書類☆

白色申告の場合は、「事業用の帳簿」「確定申告書B」「収支内訳書」という3つの書類を記入して、
「確定申告書B」「収支内訳書」の2つを提出することになります。
【事業用の帳簿】
こちらは「何月何日に、どういった経費を使ったか」の記録をしていくものです(^ ^)
実際の領収書に書かれている日付と金額を記入します。
税務署への提出義務はありませんが、税務署からの監査が入った際に、すぐに出せるようにはしておかないといけません。
事業用の帳簿は僕が作成したものがあり、必要な方は無料配布しております。
以下の「LINE@友達追加ボタン」からご登録していただき連絡くださいね♪( ´▽`)
【確定申告書B、収支内訳書】
こちら2つは実際に税務署に提出する書類になります。
先ほどのズキ丸くんの事例でもあったように、売上、経費、所得、所得控除についての細かい内訳を書いていく書類ですね。
こちらも詳しくは後編で説明いたします( ´ ▽ ` )
☆確定申告の注意点☆

最後に、これだけは気をつけておかなければならないことを説明しておきますね!
ここも自信がないという方は、気をつけて読み進めてもらえたらと思います( ・∇・)
【帳簿と領収書は7年間の保管義務がある!】
これけっこう気をつけないといけないポイントですね( ̄∇ ̄)
7年も前のものなんてつい捨ててしまいがちですが、これは義務です。しっかり保管しましょう(=゚ω゚)ノ
【違反があると、ペナルティを課せられる!】

これが確定申告の最も恐ろしい事態です(°_°)
違反があり、税務署に違反を発覚された場合、以下のペナルティがあります。
名称 | 課税要件 |
延滞税、不納付加算税 | ・納付期限を過ぎても納税されなかった場合(5〜10%) |
過少申告加算税 | ・税金を少なく申告していたため、申告のやり直しをした場合(10〜15%) |
無申告加算税 | ・申告をしていなかったため、申告期限後に申告をした場合(15〜20%) |
重加算税 | ・仮装や隠蔽行為があった場合(35〜40%) |
上記のペナルティがあります。
ここでさらに恐ろしいのは、「税務署はこれらのペナルティを7年まで遡って請求できる」ということ( ;∀;)
7年分の税金を一括請求されますので、とんでもなく恐ろしいですよね‥。
みなさん、脱税行為をしてしまわないように、正しい知識を持って申告しましょう(=゚ω゚)ノ
☆おわりに☆

以上、「【基礎】白色確定申告のやり方とは?100人に対面で教えた初めての方でもできる方法」でした( ^ω^ )
確定申告はどうしても、なかなかボリュームのある記事になります‥。
ですが1つ1つ理解していけばそんなに難しいものでもありませんので安心してくださいね♪( ´▽`)
後編では「実際に税務署に提出する書類の記入方法」について書いています!よければこちらも一緒に読んでみてください(^ ^)
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