火災保険と賠償保険。飲食店経営者が知っておきたい保険の知識と加入内容

☆火災保険と賠償保険。飲食店経営者が知っておきたい保険の知識と加入内容☆

こんにちは。名古屋栄で日本一友達のできるBAR「旅BAR 夢port」を経営しているズッキーです(^^)

今回は飲食店を経営される際に知っておきたい保険の知識、「火災保険と賠償保険」について情報をまとめていきます♪( ´▽`)

住宅においても火災保険は必要なものだと思いますが、店舗の場合はよりたくさんの人が出入りするため、もっとたくさんのリスクがあります( ̄∇ ̄)

飲食店の場合、特に加入が必須となるのは火災保険と賠償保険でしょう。

営業中どんなに気をつけていたとしても、事故やハプニングは起こりうるもの。

いざという時に役立つ保険に加入しておきたいですよね(*´∀`*)

 

ですが店舗用の火災保険・賠償保険は項目・知識・条件など複雑になっていることも多く、なかなか素人では正しく理解して加入できないのが現実です( ;∀;)

そこでこの記事では、保険の知識が全くない人に向けて、飲食店オーナーさんが「加入しておかなければいけない補償内容・加入しておいた方がいい補償内容」についてまとめています。

「保険のことはあまりよく分からない‥」という飲食店オーナーさんは、ぜひ最後まで読んでお役立ち情報を持ち帰ってくださいね(*´∀`*)

 

目次

・飲食店の保険をかける時の原則

・火災保険

・賠償保険

・休業保険(必要に応じて)

 

 

☆飲食店の保険をかける時の原則☆

まずはじめに、飲食店の保険をかける時に大前提として押さえておきたい知識についてまとめていきます♪( ´▽`)

 

【店舗総合保険が万能】

結論をいってしまうと、飲食店の保険は火災保険・賠償保険・休業保険など、店舗に関する補償が全て一体型となった店舗総合保険に入るのが1番効率良いです(*´∀`*)

というのも、バラバラに保険に加入すると補償の漏れやダブりが起こりやすく、また管理のしづらさも問題となります。
そのため必要な補償が的確に組みやすい店舗総合保険(保険会社によって言い方はやや異なる)が万能といえるでしょう\(^o^)/

大手の損保会社(代表的なのは東京海上日動火災、損保ジャパン、三井住友海上など)ではしっかり取り扱いのある商品になります。

 

【業種の選択】

次に業種の選択について。ここは非常に重要な項目です(=゚ω゚)ノ

例えば飲食店でもモーニングをする喫茶店と深夜まで営業するBARでは、保険上では業種が変わります。

なぜなら、リスクの大きさが違うからですね( ´ ▽ ` )
一般的にBARの方がお酒も入りトラブルになりやすいと思われがちなので、危険度の高い業種と扱われ、保険料が高くなります。

この業種選びが不適切だと、何かトラブルがあった時に保険金が下りないこともあるので、
ここは担当者とよく確認して登録する業種を決めましょう( ^ω^ )

 

【引受方式】

引受方式はわりとシンプル。何店舗もまとめるか、1つの建物のみかを選びます(*´∀`*)

お店を1店舗しか経営していないのであれば、1つの建物のみでOK。
何店舗か経営していて、すべて同じ補償内容でいいという場合は、まとめての契約にすると保険料が少し安くなります♪( ´▽`)

 

 

☆火災保険☆

では次に、火災保険に加入する場合に押さえておきたい知識・ポイントをまとめていきます( ´ ▽ ` )

 

【設備什器】

設備什器とは何かというと、店舗内に置いてある備品(私物)のことを指します!

私物の備品なので、例えば居抜き物件で最初から設置されていた業務用の冷蔵庫・食器棚・クローゼットなどは含みません。

あなた自身が用意した店の備品代が全部なくなった場合(家事などにより)、再度手配するのにいくら必要になるかを計算してみましょう♪( ´▽`)
その合計額が保険に加入するときの、設備什器における設定保険金額となります。

 

【補償内容】

火災保険の補償項目は以下に分かれます。

「火災・落雷・破裂・爆発」

「風災・雹災・雪災」

「水災」

「騒動・労働争議」

「外部からの衝突」

「給排水設備事故」

「盗難」

「電気的・機械的事故」

「その他偶然の破損」

 

この中で保険料と比較しながら、不要だと思う項目を外していく考え方が賢い保険の組み方だといえるでしょう(*´∀`*)

例えば、店舗が鉄筋コンクリートビルの窓もないテナントの場合は、「風災・雹災・雪災」はまず起こらないですよね( ̄∇ ̄)

またビルの10階にある店舗の場合、「水災」も起こりにくい。

などなど、不要な補償内容は外していきましょう\(^o^)/

ただし「その他偶然の破損」のような項目は、幅広く補償してくれる分、保険料も高く設定されがちですのでご注意ください。笑

 

また地震・噴火・津波は起こった場合の被害範囲が広すぎるため、補償の対象外なことが多いです。

海に近いエリアなど心配な地域もあると思うので、その場合は別途特約等が必要になります( ・∇・)

 

【その他特約など】

火災保険には諸々の特約が用意されていますが、個人的には必要ないものばかりです(*´∀`*)笑

ただし「弁護士特約」のみは付けておくと安心かもしれません
お店を営業していて、万が一訴えられたときの弁護士費用を保険で負担できます( ^ω^ )

 

 

☆賠償保険☆

次にこの賠償保険に関してです。

賠償保険は火災保険よりも複雑な項目になりますが、飲食店の場合は基本的に以下の4つの補償内容をカバーできていたら問題ないかと思います\(^o^)/

 

【借家人賠償】

賃貸で物件を借りているなら、この借家人賠償は必須の補償内容になります( ´ ▽ ` )

火事などで建物に損害を与えてしまった場合に、大家さんに対して賠償金を支払うものですね。

保険金の設定については各店舗さんの規模によるので、保険担当者の方とよく相談して設定しましょう( ・∇・)

 

【施設賠償】

施設賠償は、施設の利用によって他人に損害を与えてしまった場合に使える補償内容です。

例えば、店の床が濡れていてお客様が転んでしまった。水漏れが起こり下の階に被害を与えてしまった。などのケースです。

こちらは重度の事故に備えて、保険金は1億円程度に設定される店舗さんが多いようです(=゚ω゚)ノ

 

【生産物賠償】

生産物賠償は、提供した商品に欠陥があったり、商品によってお客様に損害を与えてしまった場合の補償です( ・∇・)

例えば飲食店でいうなら、「食中毒」「提供した料理にガラス片が入っていた」「熱い飲み物をお客様にこぼしてしまった」‥などで、お客様に被害があった場合などが補償対象となります。

こちらも保険金は1億円程度に設定しておくのが無難でしょう( ・∇・)

 

【管理下財物賠償】

管理財物賠償は、お客様の荷物を少しでも預かる場合は、補償をつけておくことをオススメします( ´ ▽ ` )

例えば、お客様の荷物やコートなどを預かっている最中に、破損などを起こしてしまった場合ですね。

こちらは預かるものにもよりますが、保険金は500万円程度はかけておくのがいいかと思われます(*´∀`*)

 

 

☆休業保険(必要に応じて)☆

従業員が増えてきた飲食店オーナーさんは、休業の際に備えることも必要かもしれません。

必要な保険金、補償期間は店によって違うため、休業したらどの程度の影響(金額的に)があるのかを計算して、適切な内容で加入しましょう♪( ´▽`)

ここでは起こりやすい休業事例を2つご紹介しておきます。

 

【食中毒での業務停止】

1つは店内で食中毒が発生し、保健所から営業停止命令を受けた場合です。

休業期間の目安としては、すぐに改善が見られると判断されれば数日。

衛生状態が悪いと判断されれば数か月に及ぶこともあります( ;∀;)

このような時に、休業保険に加入しておくと事前に決めた保険金が支払われるという仕組みです。

なので食中毒対策として保険をかけるならば、1か月程度の補償が必要になるかと思われます。

ただし重大な過失や法律違反などで起きた場合は、支払い対象にならないこともあるので注意しておきましょう(=゚ω゚)ノ

 

【自然災害で店舗に損害が起こっての休業】

2つめは自然災害によって店に損害が起きて休業する場合です。

例えば「雷によって店の設備が壊れた」「台風で店の窓ガラスが割れた」などで、止むを得ずお店を休業する場合ですね( ̄∇ ̄)

ただしお店に直接損害がない場合は、補償の対象外となるケースが多いです( ;∀;)

例えば「台風で暴風警報が出たから店を閉めた」など。
この点はご注意ください。

店に自然災害での損害が出た場合を想定して、保険料とのバランスを考えながら最適期間を設定しましょう( ´ ▽ ` )

 

 

☆おわりに☆

以上「火災保険と賠償保険。飲食店経営者が知っておきたい保険の知識と加入内容」の記事でした!

ひとまず最低限、飲食店オーナーさんに知っておいていただきたい店舗を守る保険(火災保険・賠償保険・休業保険)についての情報をまとめました♪( ´▽`)

この記事がこれから飲食店を経営されたいオーナーさん、すでに飲食店経営されているが保険についてはあまり詳しくないというオーナーさんの参考になれば幸いです\(^o^)/

 

実際に僕が経営しているBAR「旅BAR 夢port」に遊びに来ていただけたら、様々な飲食店経営に関する情報も提供いたします!

もしご意見・ご質問等がございましたら、以下の「LINE公式アカウント」よりお問い合わせください(*´∀`*)

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