【後編】引っ越しの際必見!賃貸物件の初期費用を10万円以上お得にする方法
こんにちは!ファイナンシャルプランナーのズッキーです。
今回は前回の記事に続き、
賃貸物件に入居・引っ越しする際、知っておくとお得な情報「賃貸物件を10万円以上お得に借りる方法まとめ」の後編記事です!
こちらの前編では、
「不動産業界の実態」
「正しい情報を知ることの重要性」
「良心的な仲介業者を見つけるためにする行動」
を知っていただけたと思います。
後編では、実際に初期費用を10万円以上お得にするための行動「値下げ交渉できる費用とその理由」についてまとめました!
値下げ交渉のタイミングは、住みたい物件が決まり、良い仲介業者を見つけた後です。(前回の復習)
このタイミングが最も効率の良い動きといえるでしょう。
・請求されたら、絶対に拒否すべき費用
・値下げ交渉しやすい費用
・交渉の余地がある費用
請求されたら、絶対に拒否すべき費用
まず最初に、「これを請求されたら、絶対に拒否していい費用」をご説明します。
簡単に言うと、本当は必要ないのに、仲介業者や管理業者が売上アップのためだけに請求している費用です。笑
そして交渉はメールやLINEなど、文面が残るもので行うことをオススメします。
後から証拠が残るとなると、仲介業者も下手な発言はしづらくなりますからね。
もし請求拒否に応じてもらえない仲介業者の場合、関係を切りましょう。
さっさと他の業者を当たればOKです。笑
書類作成費
仲介業者が取っていい手数料は「仲介手数料のみ」です!
簡易消火器
本来はオーナー(大家さん)が負担すべき費用だからです。
害虫駆除費・抗菌・室内消毒
こちらは「害虫が発生しないように、業務用の薬剤で消毒します」と言われるのですが、
実態は、ホームセンターに売ってるような消臭スプレーをかける程度の作業です。笑
消臭スプレーは自分でもできますね。
安心入居サポート
こういうのは火災保険で対応すればいいので断りましょう。
設備のための保険であれば、オーナー(大家さん)が負担すべきものですしね。
もし上記4つの費用が「強制です」と言われてしまった場合は、
「〇〇の費用が強制だという内容を録音するので、もう1度お願いします。知り合いの専門家に確認したいので。」
と言って、スマホを出してください。
もしくは「メールで今の内容を送ってもらえますか?知り合いの専門家に確認します。」
と切り返してください。
値下げ交渉しやすい費用
次に、こちらも仲介業者や管理会社の利益になっている可能性が高い費用です。
「業者が請求して良い金額の目安」も書きましたので、請求額が適正かどうかもチェックしてみてください!
仲介手数料
仲介業者が仲介手数料として受け取っていいのは「家賃の1か月分まで」です。
さらに「オーナーから家賃の0.5か月分まで、入居者から家賃の0.5か月分まで」と法律で決まっています。
つまり、入居者のあなたは「家賃0.5か月分以上の仲介手数料には応じる必要がない」のです。
家賃の1か月分を仲介手数料として請求する仲介業者が多いので、気をつけてくださいね。
ちなみに、ここに共益費は含まれません。
こちらもご注意を。
最近は仲介手数料無料の業者さんも多いので、ここはけっこう強気に交渉してみてもいいかもです。
火災保険
よく仲介業者から「火災保険の加入は義務になります。」と言われますが、ここも気をつけましょう。
たしかに火災保険の加入自体は義務なんですが、
仲介業者が決めた保険会社・補償内容の火災保険に入る必要はない(保険会社や補償内容のプランは自由)
なのです!
しかも加入義務があるのは「借家人賠償責任」の部分のみ。それ以外は基本自由です!
賃貸物件の契約期間は2年であることが多いですが、
目安として「保険期間2年で、2万円以上請求されたらボッタクリ」だと思います。
この場合、おそらく必要のない補償を勝手に付けられてる可能性が高いですね。
年間5000円(2年で1万円)程度で、十分な内容の火災保険に入れるでしょう。
交渉の余地がある費用
こちらは、確実に交渉して値下げできるとは言い難い費用ですが、「交渉したら応じてくれるかもしれない費用」です。
賃料・共益費
家賃や共益費は毎月支払う金額なので、多少でも値下げしてもらいたいですよね。
交渉のポイントは「月の家賃を〇〇円下げてもらえたら入居を決めます!」と伝えることです。
前向きに物件を契約する姿勢を見せるのがポイントですね。
そしてもう1つ大事なポイント。
家賃・共益費はオーナー(大家さん)が決めるものなので、もし仲介業者に即刻断られたら別の会社を当たりましょう。
仲介業者の担当の人に、家賃交渉できないと判断する権限はありません。
単に面倒なだけかと思います。笑
敷金・礼金
今一度「敷金と礼金がどういうものか」をおさらいしておきましょう。
敷金:借主が部屋を汚したり損傷させた時の修繕費用として、貸主が事前に預かるお金
礼金:借主が貸主に対して、お礼の気持ちを込めて支払うお金
となります。
敷金は、住んでいる間に部屋を汚したり損傷したりがなければ後々帰ってくるお金なので、多少支払っておく意味もあるのですが、
礼金とは‥?
このご時世日本の人口はどんどん減っていて、これから先どんどん家が余る時代。
オーナー側も借り手を探すのに一苦労な時代に、礼金は本当に謎ですよね。
高度経済成長期の人口がどんどん増えて、家の需要が年々上がっていった頃の名残だけが残っているようです。
そしてこの敷金・礼金もオーナー(大家さん)が決めるものです!
仲介業者が上乗せして請求してくる場合もあるので、気をつけてください。
対策は、複数の会社に相見積もりを取れば解決します。
ハウスクリーニング
ハウスクリーニング代は、入居時に請求される場合と、退去時に請求される場合があります。
入居時に請求される場合は、内覧して綺麗だと思えば要らないと言ってしまえばOKです。
退去時に請求される場合は、おそらく契約書に特約がついている可能性が高いです。
本来ハウスクリーニング代は、オーナー(大家さん)が支払うものなのですが、
物件に入居する際の契約書に特約として「退去時にハウスクリーニング代を支払います」的な内容のことが書かれていて、サインしたら、しっかりと請求が来ます。
なのでこの特約を外そうと思うと、入居時に契約書がどうなっているか確認して、契約時の交渉が必要です。
契約のタイミングなら、ハウスクリーニング代はオーナー(大家さん)負担だからと断れますね!
鍵交換代
鍵交換代は、自分で鍵屋に頼んで交換してもらう方が安く済みますね。笑
普通のキーシリンダータイプであれば15000円ほどで交換できます。
もしそれ以上の値段で請求されたら、1度「前の人と同じでいいので、そのままでお願いします」と交渉してみるのもアリですね。
その後、自分で鍵を交換してしまえばOKです!
ちなみに退去時の鍵交換代請求は無効です!
ここも請求されたら断ってください。
保証会社加入料
保証会社の加入料自体は支払わなければいけないのですが、仲介業者が上乗せ請求していないかの確認はしておきましょう。
家賃の50〜80%なら適正価格といえます。
「家賃保証会社の負担が書かれたパンフレット」を見たら確認できますので、もし上乗せされていたら、ぜひ交渉してみてください。
おわりに
以上「【後編】引っ越しの際必見!賃貸物件の初期費用を10万円以上お得にする方法」の記事でした!
結論「何も知らないと、これだけ多くの余分な費用を請求される可能性がある」ことを知っていただけたら嬉しいです!
もしこれらの費用を交渉して、仲介業者からあれこれ言われたとしても、
あくまで僕らは「適正な内容と費用かどうか」を判断しているだけです。
決してクレーマーではないので、「おかしい」と思う内容には、自信を持って交渉してみてくださいね。
ご意見・ご質問等がございましたら、以下のお問い合わせフォームよりお尋ねください。
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