☆BAR経営の裏側〜経理面での実際について〜@旅BAR 夢port☆
こんにちは!名古屋栄で日本一友達のできるBAR、「旅BAR 夢port」を経営させてもらっております、ズッキーです(^ ^)
今回はBARを経営している中で、必ずといっていいほど聞かれる内容「経理のこと」について書いていきたいと思います!
必ずといっていいほど聞かれる質問というと、
「BARをオープンするには、どれくらいのお金が必要なの?」
「経営を成り立たせるには、月々いくらくらいの売上があれば良いの?」
「お金の管理って、どうやってしているの?」
といった内容です。
たしかに僕も自分がBARを始める前は全く知らなかった内容のことですし、「飲食店ってどうやって経営成り立っているのだろう?」と思っていました。なので質問される方の気持ちが非常によく分かります( ・∇・)
だからこそ飲食店を実際に経営されたことのない方でも、この記事でなんとなく飲食店経営のイメージを持っていただけるように経理の実際について書いていきますね(^ ^)
・僕の仕事内容(役割)とは?
・BARをオープンするには、どれくらいのお金が必要か?
・経営を成り立たせるには、月々いくらくらいの売上があれば良いか?
・お金の管理をどうやってしているか?
☆僕の仕事内容(役割)とは?☆
うちのお店は一緒に経営させてもらっている仲間が他に4名おり、計5名での経営体制となっています(^ ^)
詳しくはこちらのスタッフ紹介ページをご参照ください。
僕の役割としては、マネージャーという立場にあたります。
表では他スタッフメンバーとお店に立って接客しながら、裏では売上や経費等の経理業務、オーナー会議はじめイベント事の調整等、店舗経営・管理に関する業務をこなしております( ^ω^ )
なので今回、「経理面での実際」という僕の役割ならではの記事を書こうと思いました!
☆BARをオープンするには、どれくらいのお金が必要か?☆
まず最初に気になるところ、そもそもどうやってBARを始めるのかというところですね。
もちろん物件によって金額は大きく変わりますが、僕たちの場合はこんな感じです(^ ^)
【物件情報】
形態:居抜き物件
アクセス:栄駅(地下鉄東山線・名城線の2路線が通過)出口から徒歩3分
建物の建築年数:27年
構造:鉄筋コンクリート造
専有面積:37.03㎡
席数:22席
【物件に関する費用】
保証金:500,000円
家賃:90,000円
共益費:31,400円
看板代:129,600円
契約書印紙代:400円
これに消費税を加えた計80万円ほどが物件初期費用としてかかりました。
【備品に関わる費用】
僕たちの場合は、
元から店にあったもの:食器棚、クローゼット、業務用冷蔵庫
人からいただいたもの:冷蔵庫、IHコンロ、ガスコンロ、電子レンジ
オープンにあたり購入したもの:
製氷器、業務用フライヤー、調理台、Bluetoothスピーカー、掃除機、グラス、食器、調理道具、カクテル用品、リキュール、ドリンク、フード…
これら諸々で計20万円ほど備品代としてかかりました。
【クラウドファンディングサイトに関する費用】
僕たちは開業資金については、クラウドファンディングを用いて募らせていただきました。
そこで「CAMPFIRE」というサイトを利用させてもらいましたが、そこの手数料が13%(当時)
サイト手数料で計16万円ほどがかかりました。
【結論】
つまり僕たちの場合、初期費用合計では116万円ほどかかっております。
このお話をすると、「意外とかからないんだね〜( ・∇・)」といったリアクションをされることが多いです!
今は一昔前に比べると、物件も借りやすくなってきているのかなと思いますね(^ ^)
☆経営を成り立たせるには、月々いくらくらいの売上があれば良いか?☆
次に「月々いくらほどの売上があれば経営が成り立つのか」について書いていきますね(^ ^)
【毎月の固定費・必要経費】
あくまでも僕たちの場合ということですが、毎月の固定費・必要経費は以下のようにかかります。
☆家賃:90,000円
☆共益費:31,400円
☆水道光熱費:6〜8万円(季節によります)
☆雑費:15〜20万円(売上によります)
ここでいう雑費とは、僕たちの経営形態がBARのためリキュール、ドリンク、フード等の商品仕入れ代、
布巾、おしぼり、洗剤、ティッシュ等の消耗品代を必要経費としてとらえています。
つまりこれらの必要経費をトータルさせると…月40万円ほどの経費!
うーん、お店をやろうと思うとなかなかお金がかかってきますね…( ̄∇ ̄)
【自営業(店舗経営型)ならではの感覚】
これ店舗を持っている人たちにしかない感覚かもしれませんが、つまり月初めは借金40万円からのスタートってことなんです。40万円の売上をあげて、やっと赤字からの脱出。( ;∀;)ヒィ
これが家賃のもっと高い物件を借りていたり、カフェやダイニングバー等の食事メニューを充実させたお店の場合はもっと経費がかかると思います。
なのでこれは僕がよくお応えしていることなんですが、
お店を経営することはすごく楽しいです( ^ω^ )
だけど決して楽ではない!
「楽しい」と「楽」は同じ漢字を使いますが、意味は全く別ということをお伝えしたいですね( ・∇・)
☆お金の管理って、どうやってしているの?☆
これは自営業・フリーランスの方なら共通している点かと思いますが、僕は次の手順で経理業務(経費を管理)しています。
⑴:買い物などの料金を支払ったタイミングで領収証・レシートをもらう
⑵:領収証・レシートを、家で1つのファイルにまとめる
⑶:月に1度、帳簿ソフトに経費の入力を行う
以下にそれぞれの詳細を書いていきますね( ^ω^ )
【⑴:買い物などの料金を支払ったタイミングで領収証・レシートをもらう】
まずは買い物や料金をお支払したタイミングで、領収証やレシートを受け取るということが必要になります。
領収証やレシートをもらう理由としては、事業用経費として認められるものなら、経費を計上して確定申告の際に所得税を減らすことができますからね( ^ω^ )
でも何をもって経費の金額をカウントするの?( ;∀;)
ということで、経費の証明をするものが領収証やレシートになるわけです‼︎
ただどんな買い物でも経費として計上できるというわけではありません。登録してある業種にもよりますが、使える経費としては以下のものがあります(^ ^)
イメージとしては、お店を経営していく上で必要になると思われる出費は経費扱いにできますね!
(僕たちのBAR事業を例にすると…)
消耗品代:リキュール代、ドリンク代、洗剤・おしぼり代等
水道光熱費代:家賃、水道光熱費等
通信費:店の電話、店舗用Wi-Fi代等
交通費:機材を運ぶのに借りたレンタカー代等
接待交際費:人と会議で使う飲食店に払った費用等
経費はこれ以外にもまだまだ多数の種類がありますが、ここでとにかく大事なのは、領収証・レシートを忘れずにもらうこと!となります( ´ ▽ ` )
【⑵:領収証・レシートを、家で1つのファイルにまとめる】
⑴でもらった領収証・レシートですが、だんだんとたまっていき、そのうちとんでもない量になっていきます( ̄∇ ̄)
そこでファイルを1つ用意し、そこに領収証やレシートをまとめておくのがベストかと思います。
僕の場合はこちらのファイルを使っており、1ポケット1ヶ月単位で管理しています。
その中でも日付順に並んでいると、⑶でご紹介する帳簿を付ける時に楽なので尚良いと思います( ^ω^ )
【⑶:月に1度、帳簿ソフトに経費の入力を行う】
実はここあまり知られていないことなのですが、ご自身で事業をされている方は、帳簿というものを記入しておかなければいけません。
帳簿記入は義務で、これがされてないと税務署からの監査が入った時にペナルティが課せられることがあります(>人<;)
帳簿ってなに?( ;∀;)
というと、何月何日に、どんなことに、いくらお金(経費)を使ったのか、を1つのデータに残したものを指します。
僕の場合はNumbers(BARオープン初期はExcel)に帳簿ファイルを作成して入れていますね。
毎月月はじめになるとこのファイルを開き、先月分の領収証・レシートをどっさり取り出し、ひたすら黙々と経費の金額を入力していくという作業をしています(・ω・)
ちなみにこの作業を月に1回でもしておくと、翌年の確定申告が非常に楽になります(*≧∀≦*)
もし自営業・フリーランスの方でこの「帳簿ファイルが欲しい!」といった方がおりましたら差し上げますので、以下のお問い合わせフォームよりご連絡ください(^ ^)
☆おわりに☆
以上「BAR経営の裏側〜経理面での実際について〜@旅BAR 夢port」の記事でした(^ ^)
あまりお金のことって話題に出しにくいし、聞きづらい部分かもしれないと思ったので、今回あえて記事にしました!
今回は自営業・フリーランスの方向けの記事になっておりますが、
・BAR経営について興味のある方
・経費管理・税金対策について知りたい方
にとって参考になれば幸いです( ^ω^ )
ご意見やご質問、帳簿ファイルが欲しい。という方は、以下のお問い合わせフォームよりご連絡ください( ・∇・)
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