☆熱中症になった際に、行うべき誰でもできる応急処置の方法☆
こんにちは!ズッキーです(^ ^)
いつもは「旅BAR 夢portマネージャー」という肩書きを入れておりますが、今回から新しいジャンル開拓をしようと思います♪( ´▽`)
その新ジャンルとは…
タイトルからお察しいただける通り、救急医療・応急処置に特化した内容の記事を書いていこうと思います(*゚▽゚*)
実は僕、「旅BAR 夢port」を立ち上げる前は、看護師として病院勤めをしておりました。
所属はずっと内科系病棟にいたのですが、病院に救急搬送の多い日は救命センターのヘルプに行ったり、マラソンやお祭りの救護スタッフとしての活動もしておりました( ・∇・)
なので、看護師として大したキャリアがあるとはとても言えませんが、僕が学んで来たことを少しでもこういう形でアウトプットできたらと思い、この救急医療・応急処置ジャンルを始めることにしました(^ ^)
そして第1回目のテーマは、「熱中症になった際に行う応急処置」について!
ここ最近とんでもなく暑くなってきて、まさに今が旬のテーマだと思うんですよね。
暑すぎて、正直いつ熱中症で倒れてもおかしくない毎日だと思います( ;∀;)
じゃあ「もし熱中症になってしまった際には、どうしたら良いのか?」については、ぜひ皆さん知っておいて損はない内容でしょう。
そしてポイントは「誰でもできる」というのを重要視しております(*゚▽゚*)
医療知識をこれまで学んでこなかった方にも実践していただけるように、必要最小限なものに絞って書いていきますね!
・熱中症とは?身体はどんな状態?
・熱中症のレベルと、レベル別応急処置の方法
☆熱中症とは?身体はどんな状態?☆
簡単にいうと、熱中症になっている時、身体は以下2つの状態になっています!
【⑴:身体の中に熱がこもった状態】
言い換えると、熱が外に逃げにくい状態とも言えますね。
人って本来は体温を一定に保つ機能を備えています!夏でも冬でも体温は大体同じですよね。これは人間の本来持っている「体温を調節する機能」が働いているためです( ´ ▽ ` )
これが気温・湿度の高い日になると、身体の中に溜った熱は外に出しづらくなりますね。その結果、身体の中に熱がこもり熱中症になります。
【⑵:身体の中の水分が減った状態】
人は皮膚から水分が出ているという話は聞かれたことがあるかと思います。トイレで手を洗った後、ハンカチで拭かなくても自然と手は乾いていきますよね。
そして身体を動かすには十分な水分量が必要です。水分量が少ないと血液が体中に運ばれず、身体がだるくなったり、頭が重くなったりします。
暑い時期は余計に水分が外に出てしまい、身体の中の水分が減りやすくなっていますね( ;∀;)
☆熱中症のレベルと、レベル別応急処置の方法☆
熱中症は大きく3つのレベルに分かれます。
ここではレベル1(軽症)、レベル2(中等症)、レベル3(重症)というかたちで表記させていただきますね(^ ^)
そしてレベル別に応じて取るべき対処法が変わってきますので、それぞれの応急処置方法について解説していきます‼︎
緊急で時間がない場合は、状態のレベルさえ判断したら、そのレベルの赤文字の部分のみを読み進めてください。
冒頭でもお伝えしたように、「誰でもできる」という点にフォーカスしております( ・∇・)
レベル1(軽症):【めまい、立ちくらみがある】
この状態の場合は、基本的に以下の手順を行って身体を休ませれば症状は良くなります。
現場での応急処置で対応できるレベルと考えて良いでしょう( ^ω^ )
やるべきこととしては…
⑴:涼しい場所に移動する
「熱中症とは?」の章であげた状態の逆の環境、つまり少しでも身体から熱を出しやすく、水分が奪われにくい環境を作ってあげることが重要ですね♪( ´▽`)
⑵:衣服を緩める
身体をぎゅっと締めている服装の場合は、その衣服のおかげで血流が悪くなっている場合があります。
ベルト等の身体を締め付けているものは外してあげましょう。
⑶:氷や水で身体を冷やす
体内に熱がこもっているので冷やしてあげましょう。
冷やす箇所は優先順に⑴首、⑵脇の下、⑶太もも(股側)、となります!
その理由ですが、ここには太い血管が通っており、効率的に身体を冷やせる場所だからです♪( ´▽`)
また心臓は全身に血液を送ってくれるので、心臓に近い場所から順に冷やしてあげるのもポイントですね。
⑷:水分を摂る
座って飲める場合には座って飲んでください。
この時に注意してもらいたいポイントは、水分と塩分をバランスよく補給すること!
身体の中は水分と塩分のバランスが非常に重要で、どちらかに偏っても身体は脱水状態になります(>人<;)
なので少量ずつ飲む場合は水のみでも大丈夫なのですが、水のみを大量に飲ませることは避けてください!
飲むべき優先順位としては⑴スポーツドリンク、⑵水、⑶お茶、となります‼︎
*ちなみに僕は以前夏祭りの救護スタッフをしていた時に、熱中症で歩けなくなっている人に対して、手元に水があったためとりあえずガバガバ飲ませていたら救命士さんからめちゃくちゃ怒られたことがあります( ̄∇ ̄)
みなさんもお気をつけて。笑
レベル1では以上の4ステップを行えば大丈夫ですが、レベル2以上の状態に悪化することも往往にしてあるので、常に観察は必要となります。
レベル2(中等症):【頭痛、気持ち悪さ、だるさがある】
この場合は、現場での応急処置のみで解決する場合と、病院への搬送が必要な場合とがあります。
まずはレベル1であげた手順4ステップを行ってください(^ ^)
その後でもう1つすると良いことがあります。
「身体を仰向けにして、足を高くして休む!」
これは身体を横にすることで、全身の血流を良くして回復のスピードを速めるためです( ´ ▽ ` )
足を高くするのは、心臓に血液をたくさん集めるためですね。心臓に血液を集めれば、全身に水分を運んでくれます(^ ^)
ただし「気持ち悪くて吐きそう…」という場合だけは1点注意が必要です!
嘔吐があった場合に吐物が気管に入ってしまわないように、気持ち悪さがある時だけは横向きに寝かせてください。
見本はこちら!
レベル2ではレベル1の手順+横になってしばらくしたら、体調は少しずつ良くなってくると思いますが、この状態までいった場合は動けるようになり次第まっすぐお家に帰りましょう( ・∇・)
もし15分ほど休んで回復が見られなければ、病院に行く必要があります。
レベル3(重症):【呼びかけに対して返事がおかしい、身体がけいれんしている】
この状態の場合は、すぐに病院で診てもらう必要があるといえます!
よってレベル1・2の時とは全く手順が変わります!
やるべきこととしては…
⑴:救急車を呼ぶ(119に電話する)
医療の専門家にすぐ対応してもらうことが必要です。ちなみに場所にもよりますが、救急車は平均8分ほどで到着するというデータもありますので、すぐに来てもらえるケースが多いです(^ ^)
とにかくすぐに119に電話をかけることが重要です!
⑵:涼しい場所に移動する
理由はレベル1で記載したものと同様
⑶:衣服を緩める
理由はレベル1で記載したものと同様
⑷:氷や水で身体を冷やす
理由はレベル1で記載したものと同様
冷やす箇所は優先順に⑴首、⑵脇の下、⑶太もも(股側)、となります!
この4ステップが終わったら救急車が到着するまで、状態が変わりないかを診てください。
そしてここでも1つ注意点。水分は飲まそうとしないでください!
おそらくこの状態でいつも通り水を飲むことは困難だと思います。
たしかに水分摂取は大事なんですが、この状態で無理に水を飲まそうとすると水分が気管に入ってむせてしまうことがあります。こうなると呼吸が苦しくなり状態が悪化してしまうので気をつけてくださいね。
救急車が到着したら、救急隊に引き継いで終了です(^ ^)
☆まとめ☆
以上、「熱中症になった際に、行うべき誰でもできる応急処置の方法」でした♪( ´▽`)
散々いろいろ書かせてもらいましたが、結論として重要なのは、「熱中症のレベルを判断できること」に尽きます!
熱中症は現場で突然遭遇するものだと思いますので、思わず判断や対応に戸惑ってしまうかもしれません。むしろ迅速に対応できるケースの方が少ないでしょう。
ですが今一度こういった知識を「いつ熱中症になってもおかしくない」この時期にお伝えできたらと思い、今回の記事を書かせていただきました♪( ´▽`)
みなさんの周りで万が一が起こらないことが1番ですが、もし万が一熱中症が起きてしまった際に、お役に立てたら幸いです(^ ^)
ご意見・ご質問は、以下のお問い合わせフォームよりご連絡ください( ・∇・)
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